マスク一つでいろんなことが見える

その他

布マスクを作ろう

市販の使い捨てマスクの品薄が続いていて、布マスクを作るのが流行しているそうです。マスクは手に入らないのに、マスクをしてないと白い目で見られます。
じゃあ、布マスクでもつくるか、と近所の手芸用品店の前を通ったら、いつもはがらんとしているのに、駐車場に車が止められないほど混雑していて大渋滞。

前回いった時でさえ、ガーゼ生地はすでに、売り切れに近かったし、再入荷したのかもしれませんが、もう店に入ることすら不可能な状態。
うーん、と悩んでいると、母が、亡くなったおばあちゃんが来ていた高級ガーゼを裏地につけた浴衣がある、と。出してくれました。

リメイクしたら素敵になって、着け心地も最高。これは夏に向けてイイゾ!とうれしくなり、教会の人に、と思って「マスクいりますか?」と呼び掛けてみました。

白じゃなきゃダメな日本

ところが、欲しいです、と連絡をくれたのはたったの一人。意外にいきわたっているのかもしれないと残念に思った上、連絡をくれた彼女も、受付をしているので、小さな青い花柄だと仕事で差支えがあり、白いのでなければいりませんと。。

そういえばテレビで「白じゃないとダメっていう日本のカイシャってどうよ」的なこと言ってたなあ・・と改めて痛感。マスク一つで社会が見えるなと思いました。

ああ、とても残念だけど断ろうかという流れになった時、最後にふっと、神様~と心のン下で私の残念な気持ちをお伝えしたところ、心の中に、「Tシャツ」というインスピレーションがわいて、そういえば!と一度も着たことがない白いTシャツワンピース(500円)で白いマスク7枚が完成しました。

浴衣の布と違って、伸びてしまうので、ミシンで縫い付けるのに多少コツがいり四苦八苦。その代わり、Tシャツなだけあって、着け心地がとてもよく、程よく肌にフィットしてくれるし、白いし見た目もそれっぽくて。

着け心地だけをとれば、どっかのマスク会社に宣伝してあげたいと思うぐらいいい感じに仕上がりました。(実際使ってみたり洗濯してみるとまた課題があるかもだけど)

凝ってる~日本のマスク

今回作るにあたり、布マスク、何種類も作り方を見まくり、何種類も買い集めて、つけてみて、いろいろ研究してみました。素材だの形だの・・。改めて、マスク会社のマスクってすごいなって思いました。

長時間つけても付けやすく、様々な顔(特に鼻と顎)の形の人にフィットして、暑苦しくもないし、でも菌をしっかりガードして、軽いし、水にも強いし、破れもしないし・・。一度きりで使い捨てられるマスクの奥深さに感激してしまった次第です。

なんでもないようで、この値段でこれだけの品質をたたきだしてくるプロセスには、相当な努力や苦労があったのだろうなと初めて考えました。
恥ずかしながら、何でプリーツがついてるのか、とか、市販マスクのひもが平べったい理由とか、ほとんど考えたことありませんでしたが、、改めて・・。

悟りましたか?

最後に、マスクっていろいろあるね、とマスクを送った彼女にラインしたら、「何を悟ったんですか?」といわれました。恥ずかしながら、特に何も(笑)

ああ、神様も人間を創造されたとき緻密に作っておられるんだなあとおもったぐらいのこと・・。

コメント

タイトルとURLをコピーしました