プレッパーズ
アメリカではここ数十年、社会を脅かす自然災害や人災に備えたり備蓄したりする、プレッパーズ(準備する人)と呼ばれる人々が増えているといわれていました。
トランプ政権になって少し減ったようですけれど、これは、聖書に終末が預言されているという思想が背景になってできたものです。
現在では、日本でも南海トラフに備えて、準備をするなどといった広い意味でも使ったりしているようですが・・。
アメリカ映画と終末
終末って日本人にはなじみがないと思うんですが、簡単に言えば映画「アルマゲドン」のようなことだと思っていただけるといいのかなって思います。
10年ほど前だったと思います。
英語を話すカナダ系アメリカ人?の牧師さんが来日し、英語の文化と聖書の関係について話してくださっていたと記憶しています。
特に印象に残ったのは、アメリカ映画は聖書の終末思想から来ている映画が多いのだという話でした。
3分で説明しようか?といって、彼の面白いモノマネがはじまりました。
”アルマゲドン”から行くね!
1)ゴー・・・・地球に危機が迫っている!
2)Who Save the earth?
3)America! Oh America!→エンドロール
というわけ・・。これがまさに一般的に信じられている終末論だというのです。
1)地球が滅びるような危機が起こって
2)その危機を救う人がやってくる(「救う人」というのが聖書的に言うのなら「メシア」とか「キリスト」というわけ。)
3)特定の人だけが救われる (主を信じてる人とか善人)
というわけ。この構図で、「危機の内容」と「救う人」と「救われる人」の組み合わせを変えている映画が多いんだというわけです。
”ラストサムライ”だって、「日本の危機」があって、「アメリカ人のラストサムライ」が出てきて、「日本」を救うわけです。
しかし、間違えたら怖い
映画はいいんです。映画の中で終わりますから。でも、偽の「救い主」が「終末」を間違って信じ込ませて、とんでもない事件がたくさん起こりました。
例えば「終末の日」を間違って預言した上、その日は「空を飛ぶ(引き上げといいます)」んだとか、「火で死ぬんだ」とか「14万4千人だけが救われる」とか、「妊婦だと救われない」とか・・。たぶん、日本人の多くは聖書とは無縁ですから、そんな変なことを?って思うけど、、、人間って怖いですよね・・・。
終末を正しく知ろう
カルトかどうか見分けたいのなら、「終末」についてどう考えているのかをみてみたら大抵わかると思います。
これだけは絶対に忘れないでほしいのですが、
地球上の科学的な法則を無視して、空気のない宇宙へ飛んで行ったり、不老不死になるとか、 そんなことは起こりません。 空を飛びたいのなら、飛行機やヘリコプターに乗らなければなりません。 仮に、人間が飛んで行ったとして何の意味がありますか?
わかってみると希望的な結末
では、キリスト教福音宣教会では終末を何だと教えているのですか?
まず、地球が滅びたり、メシアが火をつけたり人を殺すなんてことはあり得ません。そして人は飛行機に乗らない限りは空中を飛びません。
そして、終末というのは何か?たった一言の結論があります。私はこれをきいて、すごくホッとした思い出があります。なぜなら、私は小さいころ、ノストラダムスの大予言を読んで、私1999年には死ぬのかな?って漠然と不安を持っていた人だったからです。
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