旧約聖書を読むと、動物を祭壇にささげたことがたくさん出ています。
共同訳以降の聖書では、口語訳聖書で「燔祭(はんさい)」と表現されていた言葉がすべて置き換えられてしまい、献げ物と訳してしまわれたようです。
5種類の捧げ方がある、のですが、柔らかい表現になって固有名称が亡くなってしまっているようですが、口語訳の5つの捧げものを行う名称そのまま、書いてみたいと思います。
捧げもの(捧げ方)の種類
NO | 日本語名称 | 英語名称 | 用途? |
1 | 燔祭(はんさい) | Burnt Offering | いつも(特に記載はない) |
2 | 素祭(そさい) | Grain Offering | いつも(特に記載はない) |
3 | 酬恩祭(しゅうおんさい) | Peace Offering | 感謝するとき |
4 | 罪祭(ざいさい) | Sin Offering | 罪を犯したとき |
5 | 愆祭 (けんさい) | Guilt Offering | 間違いを犯してあがない(つぐない)が必要な時 |
レビ記をよく読むと、これらの捧げものを行った後、祭司がこれらを受け取って祭壇の上でささげものを火で焼くのですが、口語訳ではこれを「火祭(かさい)」といっているようです。
☆動物を殺して捧げる
1)燔祭 ・・・牛(雄だけ)/羊または山羊 または 鳥(はと)
2)酬恩祭・・・牛(雌雄いずれでもOK)/羊または山羊(雌雄いずれでもOK)
3)罪祭 ・・・牛だが、罪を犯した人の立場で雄雌、子牛か大人の牛か変わる
4)愆祭 (けんさい)・・羊(雄)
☆穀物を捧げる
1)素祭・・・麦の粉+油+乳香
☆捧げる部位
1)燔祭 ・・・すべて (鳥は内臓は捨てる)
2)酬恩祭/罪祭/愆祭 ・・指定された脂肪
☆血の扱い方
1)燔祭/酬恩祭 ・・・搾り取って祭壇のまわりにかける(鳥の血は角部分に塗る)
2) 罪祭/愆祭 ・・・7回垂れ幕の前でかける
とこんなところです。
捧げものを捧げるのはほんとに大変だった
殺して、血を抜いて、裂いて、焼いて・・。場所や方法、祭司たちは衣装なども細かく決められている為、本当に大変です。そういった行事を通して神様を再認識する為に定められていたといいます。
現代では心の捧げものをする
イエス様が来られて、クリスチャンたちは羊や牛を捧げなくなりました。代わりに、主によって贖われた自分自身を捧げるようになりました。といって、人が死んだりはしません。
感謝と言う心を、
悔い改めの心を、
あるいは何かを求める切実な心を、
あれこれ人生の節目に応じて自分の心を想いを捧げるわけです。
なぜ動物の捧げものをしなくなったのか、これバイブルスタディの中に出てきます^^
続きは教会で♪ということになりますでしょうか・・・
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