五旬節(ペンテコステ)

聖書の知識

今年の五旬節(ペンテコステ)は、5月30日。
ペンテコステとは、ユダヤ教の感謝祭のようなものです。
ペンテが五十を意味するように、
モーセの時代にエジプトから奴隷生活を逃れてきたことを記念するお祭りである過ぎ越しの祭りから50日が経過した時のお祭りとなります。小麦の収穫祭でもあり、2つのパンをお供えするというお祭りでもあります。
(参考聖句:)

聖霊降臨祭

新約聖書にも2か所ほどこのお祭りのことが出てきますが、
その一つが使徒行伝。

五旬節の日がきて、みんなの者が一緒に集まっていると、

使徒行伝/ 02章 01節

皆が祈っていると、聖霊が火のように下ってきたというところです。
そこで聖霊を受けた使徒の働きが始まるというわけです。

こちらを記念して、聖霊降臨祭、というものが行われます。

過ぎ越しの祭りから五旬節まで

イエス様は過ぎ越しの祭りの前日に亡くなり、
3日半後に、復活し、
その後、復活したイエス様が40日間霊としておられ、
昇天した、とありますから、
今年の日付に置き換えるのなら(※あくまで今年の日付ですよ!実際は違う!)
4/8 イエス様なくなる
4/9 過ぎ越しの祭り
4/11 イエス様復活
5/20 昇天
5/30 五旬節(ペンテコステ)
6/1 使徒たちが本格的に宣教を始める
といった日程感になります。

イエス様の命日

起点となっているイエス様の命日を現代の暦で割り出すことが現在もできていないようです。

-出生年

BC(=Before Christ)とAD(Annno Domini=アンノドミニ:ラテン語で主の年に)という、わけで、現在の西暦はイエス様の生誕年を西暦元年と位置付けているという理論ですが、
実際は違うといわれています。 理由の一つは、「ヘロデ王」。イエス様が生まれたとき、ヘロデ王がイエス様を殺そうとしたという記述があります。
彼が亡くなったのは紀元前4年ですから、聖書の記述からすればそれより前に生まれていたことがわかります。

亡くなった年


イエス様が亡くなった日に、神殿の幕が真っ二つに裂けた、とか言った記述から「地震」が起こったり、 あるいは日が暗くなった、という記述がある為、「日食」が起こった、ということが推測されるそうで、
これらをもとに割り出して、といったようなこともあるようです。AD30年とかAD33年が有力、といわれていますが、
この時代の暦は混乱に混乱を極めていました(後述)から、科学的な根拠で命日を正確に割り出すのは難しいようです。

暦がめちゃくちゃ変遷していた

ユリウス・カエサル(July=7月の由来となった)の暦もやっとこさ導入されるかされないか、という時代でもあり、その後、皇帝アウグストゥス(August=8月の由来となった)によって改良されたり、
さらに16世紀になって現代の暦らしきものが完成したといった状況でもあり、
月の満ち欠けや、川の氾濫など、いろんなやり方の暦が混在している為、
コンピューターで頑張って計算はしているものの、推測の域からなかなか出てこれないようです。

昇天

イエス様はみなの前で40日ほど経過した段階で、昇天なさいました。

これが使徒行伝1:8付近に出ていて、2000年たったら、イエス様が天から降りてくると信じられている根拠になります。

聖霊や昇天について、詳しくはバイブルスタディで!

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