新約聖書にはマリヤは6人出てくるようです。
意外にも混乱してしまいそうだったので、まとめました。
聖母マリヤ
これは皆さんわかりますね? イエス様を産んだ母マリヤです。
ナザレ出身のユダヤ人女性で、彼女自身もダビデの家系の人でした。
その後、イエス様の父ヨセフと結婚し、イエス様意外にも兄弟を数名産みました。
イエス様が十字架で亡くなるとき、十字架の下に立っていました。イエス様の死後も生きていたことがここからわかります。
ベタニヤのマリヤ
ベタニヤというところに住んでいるマリヤです。
ベタニヤというのは、ベツレヘムやオリブ山の近く(死海の近く)に位置する場所にあり、エルサレムで教えておられたとき、よくイエス様がベタニヤのマリヤのおうちへ立ち寄られました。
ベタニヤのマリヤのお姉さんがマルタ、お兄さんがラザロでした。
尚、当時嫁入り道具といわれていた「香油」の壺をわって香油をイエス様の足元に塗ったことで有名です。
(マタイによる福井印書26:6-13等)
香油を塗ったのは、イエス様が最後の晩餐をされる前日のことだといわれています。
マグダラのマリヤ
イエス様が十字架の上で亡くなるのを見届け、墓に収められたことも見届け、その後、 イエス様が復活したときに、墓で初めにあった女性です。
〔週の初めの日の朝早く、イエスはよみがえって、まずマグダラのマリヤに御自身をあらわされた。イエスは以前に、この女から七つの悪霊を追い出されたことがある。
マルコによる福音書/ 16章 09節
彼女は、イエス様に7つの悪霊を追い出してもらって癒された女性だということもここで分かります。
このマリヤについては、イエス様と結婚したとか、娼婦だったとか言われていますが、これらの説には根拠がありません。
ちなみに、マグダラとは、地名で、ガリラヤ湖の近くの町です。
ベタニヤのマリヤとマグダラのマリアとを混乱してしまう人が多いのですが別人ですのでご注意!
地図を挙げてみますね(1956年版 日本聖書協会 聖書地図より)
ヤコブとヨセフの母マリヤ
使徒であるヤコブとヨセフの母もマリヤといいました。
その中には、マグダラのマリヤ、ヤコブとヨセフとの母マリヤ、またゼベダイの子たちの母がいた。
マタイによる福音書/ 27章 56節
マルコの母マリヤ
マルコによる福音書の作者マルコの母もマリヤといいました。
ペテロはこうとわかってから、マルコと呼ばれているヨハネの母マリヤの家に行った。その家には大ぜいの人が集まって祈っていた。
使徒行伝/ 12章 12節
ローマ人への手紙に出てくるマリヤ
あなたがたのために一方ならず労苦したマリヤに、よろしく言ってほしい。
ローマ人への手紙/ 16章 06節
このマリヤについては、もしかしたら、先に述べたマリヤと同一人物かもしれませんが、わかりません。
マリヤとは、強い、という意味なのだそうです。
イエス様を取り巻く美しく強いマリヤたち、天国でどんな暮らしをしているのでしょうか・・・
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