聖書の物語

創世記物語(7) 洪水のあと

雨は40日40夜降り続きました。雨はやみましたが、あたり一面を水が覆いつくし、まるで陸地が見えない大海原(おおうなばら)に浮かんでいるようです。地球がすべて水浸しになったかのようでした。 150日間、箱舟は水に浮いていました。 ゴンっ!音が...
聖書の物語

創世記物語(6)~洪水のさばき~

10年という長い歳月が過ぎていきました。今では、3人の息子たちもそれぞれ結婚し、美しい妻がいます。 箱舟は完成しました。 動物も、動物のエサ、人間たちが船の中で食べる食べ物の準備、 なるべく多くの種類の生き物を乗せていくのですから、集めてく...
聖書の物語

創世記物語(5)~箱舟を作る日々~

ノアが箱舟を作ったとき
その他

創世記物語(4)~ノアとの出会い~

神様は、もう、本当に私を信じる人は誰もいないのか、 と首をがっくり垂れてうなだれました。正確に言えば、「神様」と呼ぶ人はいないわけではありませんでした。けれど、「神様」と呼ぶだけで、実際には神様のことなど何も考えておらず、到底神様を信じてい...
聖書の物語

創世記物語3(沈黙の1600年)

神様は人間と話すことをしなくなりました。 それでも神様が作った自動装置のような地球は変わることなく法則通りに静かに動き続けていました。 人間たちも、生まれて成長し、子を産んで、年老いて死に、また新しい人が生まれて、成長し、子を産んで、年老い...
聖書の物語

創世記物語2(アダムとエバ)

ある日、エバは一人でいました。アダムも、神様もいませんでした。 声がするので振り向いてみると、見たこともない天使が立っていました。彼の名はルシエル。 天使の中の天使と言われ、天にいる人々も立ち止まるほど美しい宝石のような天使。少し鋭くて、賢...
聖書の物語

創世記物語1(アダムとエバ)

人間は、最初、サルのようでした。狩りをして、獲物を取り、川に入って魚を取り、木の実を食べて暮らしていました。 道具を使い、火を使うようになり、少しずつ農作が発展していきました。人々の暮らしは豊かになっていきました。 今の中東地域、チグリス川...
ちえみThinking

論理なんてクソ!と思った話

先日、論理的な考え方、いわゆるロジカルシンキングというものを身に着けるといった、教会の内外で行われているワークショップを教会で開催したようです。私は、参加しませんでしたが、参加したある女子がその晩、泣きながら電話をかけてきました。論理的な考...
その他

使徒たちの名前、その意味(後編)

前編に続く、使徒の名前とその意味、後編です。 マタイ 名前の意味は「主の賜物(たまもの=くださったもの)」 マタイによる福音書を書いた人物。別名、「レビ」とも呼ばれています。元の職業は取税人でした。当時取税人と言えば、人に忌み嫌われ、見下さ...
聖書の人物

使徒たちの名前、その意味(前編)

聖書には14人の使徒が出てきます。彼らの名前の意味、どんな人たちだったのか、核心的に振り返ってみます。